蝉は元気
うだるような暑さが続き、ニッポンの夏到来です
東京は梅雨が明けて久しいにもかかわらず、湿気は衰えません。
肌を突き刺すような強い日差しと連日の30度超えの気温に人々の体力と気力は削られています。
男性の日傘も随分目につくようになりました。ちまたには蝉の声が響きます。
都心、千代田区でもセミは元気に短い夏を生きています。当社最寄りの新日本橋駅に面した江戸通りのコブシの並木は早朝からセミの大合唱で出社を元気づけてくれます。
シャーシャーワシワシとクマゼミ、ミーンミーンはミンミンゼミ、ジリジリジリとアブラセミの声が降り注ぎ、強い日差しとの相乗効果で眩暈を覚えるほどです。
木にすがったままのセミの抜け殻に思わず、『頑張れ!』と声援を送ります。ようやく地上に出てきたのだから、太陽を満喫して命をつないで欲しいと思うのです。空蝉は夏の季語ですが、8月初旬の立秋より秋の始まりです。あとひと月体調を崩さず辛抱して夏を楽しみ、なんとかこの熱暑を乗り越えましょう。